【西内荘コラム】栗東にこもって装蹄に専念

 新型コロナウイルスが猛威を振るっている中、毎週末どこかの空港を経由し、移動する私は用心しつつも、機内やホテルが閑散となっている光景には驚いています。

 月曜のこと。羽田ー伊丹便の飛行機で一緒になった武豊くんもしっかりマスク姿で防備していました。彼とは長い付き合いですが、街中で人に顔を知られたくないためにマスクを使うことはあっても、今回のマスク着用は感染防止が目的。お互いが「こんな時期だからね」と納得顔でした。彼の移動ぶりはすさまじく、その日のうちにサウジアラビアに向けて出国。ざっとスケジュールを聞かせてもらったけど短期間にサウジ、日本、ドバイの行き来だから移動距離が違いすぎます。

【写真】西内荘

 さて、JRAは今週から当面の間、戦後初となる無観客競馬を断行。どんな状況になるのか想像もつきませんが、世界中が対策に追われている中なので、私も今週はむやみな移動を控え栗東トレセンにこもって装蹄に専念することにします。

【装蹄師・西内荘】
ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、古くはメジロマックイーンなど、年度代表馬クラスの馬を数多く担当してきた、武豊も認めるカリスマ装蹄師。

脚を持った感触で調子の良し悪しや体調の変化を繊細に感じ取り、蹄の些細な変化を見逃さず、装蹄の方法、蹄鉄の種類などレースに合わせて選択していく事が出来る、装蹄師界の第一人者。

蹄の弱い(薄い)馬に接着装蹄(エクイロックス)を施すなど、歩様、姿勢の矯正や、蹄の病を装蹄作業の中で治療していくのも西内荘の特徴。昨年8月には自身二度目となる自叙伝「ガラリ一変!競馬の見方」を発売。