四位洋文騎手引退式が行われる「1日も早く本来の競馬場の姿に」

 29日、阪神競馬場で最終レース終了後に四位洋文騎手の引退式が行われた。コロナウィルス感染拡大防止のため無観客開催となり、競馬関係者のみで執り行われた。

 四位洋文騎手は1991年3月にデビュー。07年ウオッカ、08年ディープスカイの日本ダービー連覇など数多くの重賞を勝利。JRA通算1586勝(重賞76勝.G1・15勝)、現役生活は29年。

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日本ダービー連覇など活躍

四位洋文騎手コメント
「どうもありがとうございます。(最後の騎乗後の検量室では)みんな泣かそうと思って必死だなと思いましたけど我慢しました。デビューした当初はやっぱりここまで騎手を長く続けてこれるとは思ってなかったので、本当に沢山の良いお馬さん達に出会えたなって再確認しました。沢山の良い仲間達にも恵まれて、幸せなジョッキー人生だったと思います。(ダービーは)子供の時からの夢であったレースでもありますし、それを二つも勝たせていただいたっていうのは本当に幸せな騎手人生だったなと思います。やはりウオッカ自体は女の子なので、ダービーというのは男の馬のレースなのでそこに挑戦するっていう時は良いチャレンジだなと思いましたけど、まさか勝てると思っていなかったので本当に良かったです。傍目で見るとそう(3馬身差の圧勝)見えるんですけど、実際乗っている本人としてはやっぱり無我夢中で必死でした。翌年のディープスカイは自分でも勝てるだろうと思って、1番人気でしたし、すごいプレッシャーの中で競馬に乗ったのは覚えています。1番枠でも大丈夫だと思っていました。本当に馬がよく頑張ってくれました。これはまた一つの僕の財産になりました。自分自身騎手になった時から何回も言っているんですけど、やっぱり生き物と一緒にやっていく仕事なので馬のことを第一に考えてやっていきたいなという考えではいます。(その中からダービー馬も?)そうですね、それは当然。まずは出走させることの出来る馬を育てて勝てれば最高ですけど。本日はこのようなセレモニーを用意してくださった、阪神競馬場の皆様、騎手クラブの皆様、本当にありがとうございました。本来であればファンの皆さんの前でご挨拶するのが当然だと思ったんですけれども、僕自身、今日この29日という日を区切りにしたいと思ったのでワガママを言わせていただきました。やはりファンの皆さんがいない競馬場というのは寂しいです。なるべく1日でも早く本来の競馬場の姿に戻ることを強く願っています。僕自身、これまでの長い間、騎手をこれだけ続けてこられたっていうのは沢山の仲間達や理解のあるオーナーさん、そして色んな競馬の関係者、そしてファンの皆さんのおかげでここまで来れたと思っています。今日で僕は騎手を引退しますが、これからは調教師として、ここウイナーズ・サークルにまた帰ってこれるように頑張っていきたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。本当に長い間、ありがとうございました」