【有馬記念】矢作師「更に進化している」リスグラシュー調教師1問1答

 12月22日、中山競馬場で行われた暮れのグランプリ、G1・有馬記念は、2番人気のリスグラシューが圧巻の走りで強豪各馬をなぎ倒した。終わってみれば5馬身差の圧勝で、引退が惜しまれるほどの素晴らしい走りを披露した。圧倒的1番人気に支持されたアーモンドアイは9着に敗れた。

有馬記念、共同記者会見
1着 リスグラシュー
矢作芳人調教師
・宝塚記念とはどういう違いがありますか?
「どっちがどっちというわけではないですけれども、やはり有馬記念というのは競馬ファンにとって1年の集大成ですし、そういう僕も競馬大好きな人間ですから特別な思いが日本人としてあるレースです。特にファン投票ということで本当に言葉では言い表せないです」

・オーストラリアからの帰国後の調整はどう進められたんですか?
「また一段と馬体が成長していて、絞りきれないぐらいだったので悔いを残さないように先週も今週もある程度までしっかりやって最高のパフォーマンスが引き出せたんじゃないかと自負しています」

・レーンジョッキーに頼もうというのは予め考えていたんですか?
「彼で宝塚もコックスプレートも勝てたので、ファンがリスグラシューのジョッキーとして一番望んでいるのはD.レーンじゃないかというふうに考えて申請を出させていただきました」

・申請が受け入れられた時のお気持ちは改めていかがでした?
「JRAやるなと思いました。笑」

・スタートして早々、中団のインコースを確保しました。このあたりはいかがでしたか?
「とにかく鍵はスタートと思っていましたので、以前やはりゲートボーイのいない日本では出遅れることが多かったんですけど、中立している格好を見ていてこれは大丈夫だなと思ったらしっかり出てくれたので、そのあたりにも馬の成長がうかがえるなと思いました。道中は割と任せていたので安心して見ていました」

・4コーナーで思い切り外に馬が出て行きました。このあたりはいかがでしたか?
「それだけの手応えがあったんだろうなということと、3、4コーナーで結構辛抱していたので、ジョッキーに自信があったのではないかなというふうに思いました。まだ話せてないですけれども、推測しています」

・最後に日本のスターホースを一気に突き放していきました。このあたりはいかがでしたか?
「オーストラリアの後、日々あの馬を見ていて、5歳の暮れにして更に成長しているなと更に進化しているなという感じがしたんですけれども、自分の見立てに間違いがなかったことが嬉しかったですね」

【有馬記念】矢作師「更に進化している」リスグラシュー調教師1問1答
【有馬記念】矢作師「更に進化している」リスグラシュー調教師1問1答

矢作師「年度代表馬は一生に一度は獲りたい」

【有馬記念】矢作師「更に進化している」リスグラシュー調教師1問1答

・以前インタビューでこの馬を年度代表馬にしたいんだと仰っていたのを伺ったことがありますが、もしかしたらその夢が大きく近づいたかもしれません。いかがですか?
「やはりJRA賞という馬にいっても、年度代表馬だけは特別な存在ですから一生に一度は獲りたいなと思っていましたし、そのチャンスが大きくなったかなと思っています」

・一気にグランプリ連覇、そしてオーストラリアのG1レースも制覇しました。改めてリスグラシューになにか声をかけるとしたら?
「ありがとう、以外ないです。本当に素晴らしい、史上まれに見る名牝だと思います」

・この調整をサポートしてくれたスタッフには何かありますか?
「もうね、何も仕事しない調教師なので、本当にスタッフがみんなでよく考えてやってくれたし、あとうちのスタッフだけじゃなくて、牧場のみんなもね本当に協力してやってくれて、みんなの力だと思います」

・今年1年どんな1年でしたか?
「ちょっと出来すぎじゃないですかね自分としては。交通事故にあわないようにしようと思います。笑」

 レース結果詳細は下記のとおり。

 22日、中山競馬場で行われた11R・有馬記念(G1・3歳上オープン・芝2500m)で2番人気、D.レーン騎乗、リスグラシュー(牝5・栗東・矢作芳人)が快勝した。5馬身差の2着にサートゥルナーリア(牡3・栗東・角居勝彦)、3着にワールドプレミア(牡3・栗東・友道康夫)が入った。勝ちタイムは2:30.5(良)。

 1番人気でC.ルメール騎乗、アーモンドアイ(牝4・美浦・国枝栄)は、9着敗退。

アーモンドアイは9着敗退

【有馬記念】矢作師「更に進化している」リスグラシュー調教師1問1答

 オーストラリア帰りのリスグラシューが強豪をなぎ倒した。道中はではレーン騎手上手く中団のインでじっと我慢させる完璧な競馬。勝負どころで内をさばき、直線で一気に大外へ。そこからは一気に伸びて5馬身差の圧勝で強豪各馬を突き放した。同馬はこのレースで引退となり、見事に有終の美を飾った。圧倒的人気に支持されたアーモンドアイは9着に敗れている。

リスグラシュー 22戦7勝
(牝5・栗東・矢作芳人)
父:ハーツクライ
母:リリサイド
母父:American Post
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 リスグラシュー
2着 サートゥルナーリア
3着 ワールドプレミア
4着 フィエールマン
5着 キセキ
6着 シュヴァルグラン
7着 レイデオロ
8着 ヴェロックス
9着 アーモンドアイ
10着 エタリオウ
11着 アルアイン
12着 スワーヴリチャード
13着 スティッフェリオ
14着 アエロリット
15着 スカーレットカラー
16着 クロコスミア